駅前で人が倒れていて

つい先日、いつものように地元の駅に帰り着きやはりいつものように自宅まで帰ろうと改札を出たときのことです。
なんと、駅前のベンチのすぐ前に人が倒れていました。
これはどうしたことか、と思ったのですが色々と判断に困る状況でした。

まず、人が倒れているというのに周りがあまり気にかけていない。
学生らしき女の子が遠巻きに見ているくらいで他の人間はまるで気付いていないかのようでした。
そしてすぐ近くに居酒屋があったこと。
倒れていたのは年配の男性だったので、あるいは酔っ払いであるのかもしれないとも思いました。実際周囲の人間はそう思ったのかもしれません。
しかし寝るならばベンチで寝ればいいところをわざわざ倒れふしているのはやはり不自然です。
とっさに反対側の交番に向かったのですが、運悪く警察の方はおられませんでした。
やむを得ずに男性のところに戻りしばし様子を見たあと「大丈夫ですか?」と声をかけてみました。しかし、反応はありません。
さて困ったぞ、と周りを見渡してみたところ先ほどの女の子すらいなくなってしまっていました。後は任された、ということでしょうか。
すると男性の様子が少しおかしいことに気付きました、頬がピクピクしているのです。
痙攣の可能性がある、ということに思い至った私は再度交番に赴き緊急連絡先に電話しました。
電話に出た警察の方に「人が倒れていて痙攣している可能性がある」ということを伝えるとすぐに向かいますということで男性の下に戻り警察の方が来るのを待つことに。
しかしこれが意外に長く待たされ、警察は酔っ払いとしか考えていないのだろうか、と思い始めたところでようやく2種類のサイレンの音が聞こえてきました。
パトカーと救急車が遠くからやってくるのが見え、まず救急車が先に着き、男性の様子を確認。
単なる酔っ払いならば私の取り越し苦労だったのですが、やはり何かしらの緊急状態にあった模様で担架に乗せられることに。
一方で私は救急隊員に状況を説明し、ようやく開放されることになりました。
その後どうなったのかは分からずに無事であることを祈るだけですが、人が倒れているのに周りが何もしないという状況が本当にあるのだということの恐ろしさを味わった体験でした。前髪が薄い対策として髪型を工夫すると周りに気づかれません